あさま銀嶺3号ぶろぐ

ヤフブロより移籍です

9631(野辺山駅・旧駅舎のころ・・)の続き





高崎発7時の一番鈍行・・・339M
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1980.5.3  339M  小諸9:06→上田9:29

・クハ 115-1039  全車・長モト  
・モハ 114-1052
・モハ 115-1014
・モハ 114-1051
・クモハ115-1038  (乗車)     


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小海線230Dと並ぶ339M    小諸


高崎発7:00の列車に小諸から乗った。この339Mもいろいろな思い出がある。今の115系になる前は80系の6両編成で、信州に出かけるときはいつも利用していた。それが'78年の1月ころに115系化され、初めて115系碓氷峠を越えるようになったのである。(高崎線や中央線スカ色の115系にも横軽対策車はあるが、信越ローカルの運用はなかった。)
その115-1000系も松本運転所に投入され、耐寒耐雪重装備の本領を発揮して、今や信州一円を駆け巡る安定輸送の立役者となっている。・・・その陰で、飯田線のみになってしまった80系、合いにいきたいものである。
ちょっと話がそれてしまった。 小諸駅3番線にさっきから停まっている339Mは、地元の高校生やゴールデンウイークで実家へ帰るらしいオバサンたちで結構混み合っている。 さすがに小諸というところは盆地であり、今朝の野辺山の冷え込みとは対照的に気温は上昇し、汗も出るほど・・。
隣りのホームには「直江津行」のサボをつけたやはり115-1000系が停まっている。昼間の1341Mか343Mあたりになるのであろう。
ジリリリ~ン! 3番線から各駅停車の長野行の発車でございます。次は滋野に停まります・・。
ガ~ッとドアが閉まると339Mは信州のど真中を走り出す。車窓左手に千曲川が見え隠れする。 ようやく緑の芽生えてきた山々に時折桜の木が混じる。春の信州も美しいものだ。
さて、これから上田交通のボロ電車にでも乗ろうか・・・。
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ノートに記されたイラスト


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上田交通時刻表   上田駅





すし詰めの上田交通をあきらめ再び小海線へ・・・236D
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1980.5.3 小海線236D 小淵沢行   上田11:54→小淵沢14:33
 
キハ 52 22  長コメ(中込~小淵沢増結)  ↑小淵沢
キハ 52 23  長コメ
キハ 57 30  長コメ (乗車)
キハ 55 182  長コメ


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上田駅中線で佇む小海線からの乗り入れ236D
・・このほか、中央線上諏訪乗り入れ運用もあった。


339Mで上田に着いたときに上田交通のホームには人がワンさと押し寄せ、9631レ並みの混雑である。ボクは昨晩ウンザリしているので、上田交通をあきらめ、小淵沢までの切符を買い2番線に停まっているDCに乗った。

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キハ57


列車の編成を見ると、先頭から朱一色になったキハ20系の2エンジン車キハ52、続いてかつて 「 志賀 」 などの信越急行で活躍し、横軽対策・特急型と同じ空気バネ台車を履いた“ちょっと高級なキハ58”といった感じのキハ57、そして最後にこれもかつてその俊足を活かして全国を駆け巡ったキャリアを持つキハ55・・といったいかにも山岳列車といった編成である。 中間のキハ57に席を取り、売店でパンとジュースを買って一息入れる。

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小諸行1336M


1番ホームに小諸行1336Mが入ってきた。反対側を見ると上田交通の丸窓電車が停まっている。紺とクリームのツートンカラーである。

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名物? 丸窓電車



ジリリリ~ン! 2番線から小淵沢行発車です。次は大屋に停まりま~す。 とアナウンスが流れ、ドアが閉まる。すると前のキハ52からホワ~ン!とタイフォンが響き、ゆっくり動き出す。床下からは気動車特有のエンジン音が響いてくる。

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下り線に321レでも来るかなと思い、ずっとカメラを構えていたのだが、下り線のダイヤが乱れているらしく一向にやってこない。 
3両のディーゼルカーがコトコトと信州の春を行く・・いいですな~ぁ。千曲川が車窓をかすめてまた消える。鯉のぼりが泳ぎ、桜は満開、山は新緑・・。

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幾つかの駅を過ぎ、やっとファインダーの中に 「 白山 」 が現れた。・・かなり遅れている。コレでは321レと連絡しないではないか。今日の321レは昨夜乗った2326レの編成の一部が折り返してきているはずである。 もう小諸に着いてしまうではないか。・・どこで何があったのだろう。

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懐古園をかすめて小諸へ・・保存されたC56もチラリ


列車はついに小諸に着いてしまった。先程の 「 白山1号 」 からの乗り継ぎ客がどっと乗り込む。 ・・依然として321レは来ない」。ついにホームのベルが鳴りだした。「間もなく小淵沢行発車でーす!」・・ドアが閉まりまたタイフォンが鳴った。ついに動き出してしまった。あーぁっ!可愛そうに321レは接続しなかった。次の小淵沢行は3時間後の14:40迄無い。 乙女までの信越本線併走区間もずっと見ていたが、やはり来なかった。

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以下続く・・

(当時乗車メモ・ほぼ原文シリーズ)