軽井沢を出ると、林の中を走り抜けて中軽井沢。 向かい側の席に老人が座った。
中軽井沢
車窓には新緑の高原風景が展開し、小諸へ向かっての下り勾配となる。
やがて左側から小海線の線路が合流、間もなく小諸である。
小諸を出て、幾つか駅を過ぎて上田まで来ると車内はだいぶ空いた。中軽井沢からの老人もここで降り、向かいの席に足を伸ばす。
向こうのホームには上田交通の電車が客待ち中。 薄日が射して来て321レは再び動き出す。
向こうのホームには上田交通の電車が客待ち中。 薄日が射して来て321レは再び動き出す。
6月の信州、田植えが盛ん。
ほどなく終点、長野である。長野では、駅の東はずれにクハ86が一両、寂しげに置かれていた。