あさま銀嶺3号ぶろぐ

ヤフブロより移籍です

野辺山駅・ 旧駅舎のころ・・

1982年(×)GW、 新宿から 「9631レ」 なる旧客の臨時ドン行 (441M救済臨) に乗り、

( と言うよりギュウギュウ詰めの客車に駅員氏にムリヤリ押し込まれ ) 小海線を目指した。

  事前の、 ~旧型客車でロクヨンに牽かれて中央線を走るチャンス!!  という、

「あさはか」 な計画は、新宿駅に着いた時点で 「とんでもない」 現実となった。 


 まず441Mは超満員で、9631の客は地下通路で大行列で待たされた。 カメラを持参していたが
  
 この段階で既に撮影意欲喪失。

 ロクヨンに牽かれ8両 ( だったか ) の旧客が入線と同時に、待たされていた長蛇の客が

 車内になだれ込み、列中ほどに居た自分は通路に立つことになった。 

 その後も客が更に押込まれ ( 通勤列車の 「 尻押し 」 状態! ) 発車時にドアを

 閉められたのかわからない状態。  

 さらに八王子では、先行の441Mに積み残された客が窓から乗り込んで来る始末で、

 結局小淵沢までほとんど身動きできず立ちっぱなし・・・・。

 ・・・・・ということで、あれば貴重な9631レの写真はナシ!(涙)



・・・・・・・・・・・・・・・ここで訂正デス・・



・・・乗車当日の詳しい 「 旅メモ 」 が出てまいりました(1980年の事でした・・!)ので、
「 鳥海 」 に続きほぼ原文のまま順次書き込みます。
(写真も追加します)




前座のお話・・・臨時9631レ
↓参照URL
https://tettd489.hatenablog.com/entry/20345530



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小海線の臨時山男列車・9135D 

1980.5.3 小海線9135D 野辺山行   小淵沢4:16→野辺山4:57
 
キハ 52 22  長コメ        ↑野辺山
キハ 57 23  長コメ (乗車)
キハ 52 101  長コメ

イメージ 8


イメージ 9


空がわずかに明るくなってきた。 小淵沢駅3番線には3両編成のDCがエンジンを温めていた。 さすがにここまでくると5月といっても日の出前は寒い。
車内に入ると既に座席は空いていないので、2両目のキハ57後ろデッキのゴミ箱に腰掛けた。 ドアの窓を見ると夜に遮られていた視界が開けてくる。
ここで小海線のハイライト・・八ヶ岳が姿を現す。 地球とは丸いものだ。八ヶ岳の山頂の方から明るくなってくる。
清里ではほぼ埋まっていた席の半分の客が降り、やっと座れた。窓越しにカメラを構えると唐松の林が続き、美しい高原の風景を満喫できる。
ここまでエンジンフル回転で点在する33‰を登り切り、国鉄最高点を越えると惰行運転に入った。・・まもなく野辺山である。
駅に着くと小さなホームがハイカーたちでごった返した。

 
イメージ 1

 9631に接続のDCで野辺山に降り、残雪の八ヶ岳が 

 「 モルゲンロート 」 状態になっている姿をみてやっと気を取り直した。
 
 
 
 
 
イメージ 2

 当時健在だったSLホテル。 ( レンズに入りきらず、SL部分で付足し合成 )
  
 
 
 
 
イメージ 3

 C56が朝日に輝く。
 
 
 
 
 
 
イメージ 4

 「 ガラガラガラ・・・ 」 と小淵沢行一番列車がやってきた。 
 

 
 
 
 
イメージ 5

 キハ 52 + 57 + 55 。  
 
 
 
 

 
イメージ 6

 到着したホームでは記念撮影会。
 
 
 
 
 
 
イメージ 7

 先代の野辺山駅舎。 
 
 
 
 
 
 ・・・実はこれが二代目で、初代は現駅に似た白亜の作りだったとか・・。

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清清しい朝・・・野辺山高原

駅を出て、しばらく八ヶ岳に向かって歩くと山の上の残雪の辺りだけ朝日があたって美しい。 SLホテルのC56がオレンジ色に輝く。八ヶ岳山麓に広がる高原の朝である。
ボクは隣の清里よりも、この野辺山のほうが好きである。 雄大な風景と高原レタス・・いかにも信州らしいところである。
登山者が次々と目前に迫る八ヶ岳へ登っていく。 まだ朝早いのでその数は少ないが、皆表情はにこやかである。
駅に戻ると、次の下り一番の227Dに乗る人が駅前の店で時間をつぶしている。 ホームのはずれに立つと、上りの小淵沢行が入ってきて、少しの停車時間の間に列車から降りた女の子と車掌氏が話をしている。
車掌氏はその連中にカメラを渡され、「撮ってください!とせがまれて写真を写している。・・実に楽しい光景だ。 観光路線化した小海線のローカル線らしい一瞬だ。
イメージ 10

DCが出て行くと、3両分しかないホームに朝日が射し込み、キャンペーン「さわやか信州」そのままの光景がひろがる。・・夕方までここにいたいとも思ったが、上田交通に乗りたかったので上田まで890円也の切符を買い、ホームで227Dを待つ。



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居眠り列車・・・227D

1980.5.3 小海線227D 小諸行   野辺山6:32→小諸8:47
 
キハ 52 22  長コメ (乗車)    ↑小諸
キハ 57 23  長コメ
キハ 52 101  長コメ
キハ 57 28  長コメ(小海~小諸増結)
キハ 55 163  長コメ(小海~小諸増結)
イメージ 11

227D (小諸到着時)


野辺山駅に姿を見せたのは先ほどの9135Dと全く同じ編成だった。車内には大きなリュックを持った人があふれ、ドアが閉まらない始末。昨夜の9631レで参っていたボクは「こりゃダメだ。次の信濃川上で降りちゃえ!」と硬く心に誓ったのだが、その信濃川上で立客を含め着席している人もほとんど降りてしまい、ならばと乗り続けることにした。
ワンボックス占領して座る。下り一方の勾配なので、駅の発車時にエンジンをふかしそのままノッチオフしてしまうので、ただ客車のように単調なジョイントを刻む音が心地よく、9631レで全く眠っていない体に眠気を起こさせる。ウトウトしているうち小海で車両を増結したらしい。このあたりまで降りてくると沿線には桜が見頃で美しい。
再びウトウトしているともう信越本線と併走している。どうにか目を覚ますともう小諸である。・・眠たい列車であった。


・・ (当時乗車メモ・ほぼ原文シリーズ)