「キセル編成・115系版」。
国鉄時代、車両を新製増備する際に
首都圏に新車をいれて、余った中古車両を地方へ
という風習?があり、
高崎線を走っていた7連組の115系も
ある時期、山手線等でよく言われていた
「両端だけ冷房(新車)、まん中ボロい」という
意味でキセル編成と比喩されたのに似たような。。
昭和50年代初め、山陽本線とかで運用されていた
旧型国電80系を置き換える事となり
新車を投入することに。。
しかしご多分に漏れず?直接現地投入とはならず、
「山陽線旧型車更新」名目で冷房付き新車115系を
小山や新前橋に投入、トコロテン式に余った非冷房
初期車115系を現地に転属させる・・・。
しかし、新車は山陽地区用として6連組で
新製されているので、
元々7連の真ん中に組成されていたサハは
小山や新前橋に残され、
冷房新車6連の中間に再組成。
結果、まん中のサハ一両だけ冷房なし。。
という編成が多く走っていた。
しかし気の毒なのは山陽の現地。
せっかく置き換えられても
冷房なしの中古車で、座席数も減ったりして
(ラッシュ時以外は)苦情もあったとか。。
高崎線・新町~倉賀野 1979