あさま銀嶺3号ぶろぐ

ヤフブロより移籍です

懐かしリーズ vol.121

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419系電車。


国鉄末期の「何でもあり」政策の中で、
地方線区で走っていた旧型客車列車の老朽化、
機関車付け替えの効率化、
一方で相次ぐ新幹線開業による長距離特急車両の余剰遊休化など、
山積する問題を一気に解決しようと
寝台電車583系の大改造を行い登場した
国鉄改革スペシャル?でした。

北陸に投入されたこの419系は交直流機能を存置していたが、
同じ改造で九州や東北に投入された715系は
直流機能をロック?して交流専用車としていた。

車内は上中段ベッドを折り畳んだままにして
(固定されていなかった模様)

窓の一部をユニット式開閉化、
洗面台はカバーを掛け荷物置台に
(あくまでカネを掛けず「撤去」ではなくフタを付けただけ)

乗降扉を一ヶ所増設・・


足回りは

台車やモーターはそのままで、
ギヤを元々の歯数比3.5の特急車用から
当時廃車が進んでいた101系の5.6の物に換装した。
(これは高崎地区に健在の107系も同様)




投入時は
ホントの新車投入までの4~5年間の暫定使用想定だったが
フタを開けて見ると、
後継車両が登場するのは20年以上掛かってしまった。



元々の583系時代も
夜行で行って昼行で帰るハードな運用を連日こなしていたはずで、日本の鉄道史上最も酷使された電車ということになるかもしれません。。




直江津  1986