あさま銀嶺3号ぶろぐ

ヤフブロより移籍です

懐かしリーズ vol.22

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国鉄EF62型電気機関車

信越本線碓氷峠を含む上野~直江津の通し運転用に設計・製造された。

登場後、そう経たないうちに
相次ぐ客車列車の電車化、貨物列車の縮小が続き

59ー2改正では
とうとう碓氷峠を越える貨物列車が全廃、
時を同じくして
東海道本線の荷物列車を牽引していたEF58の
老朽更新の必要に迫られていた
当時の財政破綻国鉄の考えたウルトラC・・


それは
仕事を失い、大量に余剰となっていたEF62の
東海道への「ミラクルコンバート」。


同じく北陸で余剰となっていた交流機EF70の
直流改造コンバート案もあったらしいが、
改造費用の面からか?黙殺。



斯くして
信州の山奥から、東海道の表舞台に
引っ張り出された26両のロクニ、
EF58では必要としていた瀬野八での
EF59捕機も不要とする活躍を見せていたが、

経験のない
連日の東京~下関1100キロロングランに
悲鳴をあげる機が続出、
扱いやすかったゴハチに比べて
現場での評判も良くなく、
EF58の「敵役」となってしまったがゆえに
ファンの評判も悪く・・・

とどめは
ほんの1年半位の活躍後の
61ー11改正で今度は荷物列車が全廃。。



信州に残った仲間も、
横軽廃止まで頑張れたのはほんの一部。





今にして思えば
「薄幸過ぎるヒロイン」だったのかも。




写真は
流転&波乱の始まる直前、
静かな信濃追分を駆ける姿。