1982-3 最後の上越特急雪景色撮影行-2
仙台駅にて平行230レ
・・仙台の朝は晴れ上がっていた。 新幹線の高架が朝日に映える
早春の本州横断・・・・ 611D 急行 「 あさひ1号 」
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1982.3.17 「 あさひ1号 」新潟行 仙台 7:22→12:32新潟
6 ↑キハ 58 489 新ニイ 指 乗車3D ↑新潟
7 ↑キハ 58 188 新ニイ 冷
8 ↓キハ 28 2301 新ニイ 冷
9 ↓キハ 58 491 新ニイ
10↓キハ 58 266 新ニイ 冷
7 ↑キハ 58 188 新ニイ 冷
8 ↓キハ 28 2301 新ニイ 冷
9 ↓キハ 58 491 新ニイ
10↓キハ 58 266 新ニイ 冷
仙台駅6番線で発車前のひととき
指定券
急行 「 あさひ 」 、それは朝仙台を出発して昼過ぎに新潟へ着く本州横断のDC急行である。同じ区間を磐越西線経由で結ぶ 「 あがの 」 もあるが、今回こちらを選んだのはやはり11月の上越新幹線開業によりその愛称を召し上げられてしまう列車ということ、以前に乗った名古屋~新潟の 「 赤倉 」
http://blogs.yahoo.co.jp/tett169/19877496.html
と比較をしてみたかったからである。 まあ、 「 赤倉 」 に比べると走行距離も編成内容も半分ほどであるが、同じ区間を走る 「 あがの 」 と比べると所要時間はこちらの方が短い。
仙台駅6番線、作並始発の822Dが7時8分に到着すると、ホームのアナウンスが折り返し 「 あさひ1号 」 になると告げる。三月半ばとはいえ、朝の仙台はさすがに寒い。ホームを歩く人々の吐く息が朝日に映える。ひっくり返しに入っていたサボが正方向に差し替えられ、急行としての体勢を整える。
車内に入ると暖房が程よく効いて心地よい。車掌からのアナウンスが入る。 「 この列車は、山形・米沢・坂町・新発田経由の新潟行急行 『 あさひ1号 』 です。7時22分の発車になります。只今は7時10分です。発車までもう暫くお待ちください。・・・停まります駅は、北仙台・作並・山寺・北山形・山形・・・・・坂町・中条・新発田・豊栄・・・終点新潟の順でございます。先頭の6号車は座席指定となっております・・ 」
7時22分、列車は定刻どおり仙台を発車。東北本線と分かれ、登り勾配にかかる。やがて仙台の街並みを見下ろす丘の上を走り、ぐんぐん山の中へ分け入っていく。このあたりから北側の斜面に残雪が目立つようになる。 やがてホームにこけしのある作並。ホームに交流電化の由来が記してある。作並を出ると一段と山岳路になり、車窓には樹氷も見え、仙山線の春の遅さを物語る。まあ、もっと冬の盛りであれば雪景色が美しいのだろう。
間もなく山寺に着く。この駅はその名のとおり、駅前の山の中腹に寺があり、列車の窓から眺めても中々絵になる。あの山に雪でもあれば、いわゆる“水墨画のよう・・”となろう。 再び走り出して暫くするといよいよ奥羽本線と合流する。このあたり、既に雪はないが、遠くの山々はまだまだ冬山の装いである。 ところどころに複線化工事の看板を見て山形着。窓の外には朱色一色になったキハ55が 「 左沢行 」 のサボを挿して停まっている。キハ55も一色塗りではどことなく間が抜けてしまう。
6分停車ののち8時55分に山形を発車し、奥羽本線を米沢に向かって駆ける。列車の足元から広がる広大な田んぼにはあまり雪がないが、周囲の山々が実に美しい。すべて雪を被っているが、太陽光の当たり方により皆見え方が異なる。キハ58のエンジンの唸りが心地よい・・
50分ほどの快走で米沢着。板谷峠を目前にして奥羽本線ともお別れである。 ・・板谷峠もいつか冬の日に鈍行で旅したいものだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/tett169/19877496.html
と比較をしてみたかったからである。 まあ、 「 赤倉 」 に比べると走行距離も編成内容も半分ほどであるが、同じ区間を走る 「 あがの 」 と比べると所要時間はこちらの方が短い。
仙台駅6番線、作並始発の822Dが7時8分に到着すると、ホームのアナウンスが折り返し 「 あさひ1号 」 になると告げる。三月半ばとはいえ、朝の仙台はさすがに寒い。ホームを歩く人々の吐く息が朝日に映える。ひっくり返しに入っていたサボが正方向に差し替えられ、急行としての体勢を整える。
車内に入ると暖房が程よく効いて心地よい。車掌からのアナウンスが入る。 「 この列車は、山形・米沢・坂町・新発田経由の新潟行急行 『 あさひ1号 』 です。7時22分の発車になります。只今は7時10分です。発車までもう暫くお待ちください。・・・停まります駅は、北仙台・作並・山寺・北山形・山形・・・・・坂町・中条・新発田・豊栄・・・終点新潟の順でございます。先頭の6号車は座席指定となっております・・ 」
7時22分、列車は定刻どおり仙台を発車。東北本線と分かれ、登り勾配にかかる。やがて仙台の街並みを見下ろす丘の上を走り、ぐんぐん山の中へ分け入っていく。このあたりから北側の斜面に残雪が目立つようになる。 やがてホームにこけしのある作並。ホームに交流電化の由来が記してある。作並を出ると一段と山岳路になり、車窓には樹氷も見え、仙山線の春の遅さを物語る。まあ、もっと冬の盛りであれば雪景色が美しいのだろう。
間もなく山寺に着く。この駅はその名のとおり、駅前の山の中腹に寺があり、列車の窓から眺めても中々絵になる。あの山に雪でもあれば、いわゆる“水墨画のよう・・”となろう。 再び走り出して暫くするといよいよ奥羽本線と合流する。このあたり、既に雪はないが、遠くの山々はまだまだ冬山の装いである。 ところどころに複線化工事の看板を見て山形着。窓の外には朱色一色になったキハ55が 「 左沢行 」 のサボを挿して停まっている。キハ55も一色塗りではどことなく間が抜けてしまう。
6分停車ののち8時55分に山形を発車し、奥羽本線を米沢に向かって駆ける。列車の足元から広がる広大な田んぼにはあまり雪がないが、周囲の山々が実に美しい。すべて雪を被っているが、太陽光の当たり方により皆見え方が異なる。キハ58のエンジンの唸りが心地よい・・
50分ほどの快走で米沢着。板谷峠を目前にして奥羽本線ともお別れである。 ・・板谷峠もいつか冬の日に鈍行で旅したいものだ。
米沢発9時45分、 「 あさひ1号 」 はいよいよコース後半、非電化の米坂線に入る。豪雪地帯の山越えのコース、キハ58のエンジンが唸りを上げる。列車は次第に山へ分け入るが、積雪はさほど増えず20センチくらいだろうか。 手ノ子付近が一番雪が多いと聞いていたが、今日は今泉あたりが一番多かったように思う。
下り勾配に転じると荒川という川に沿って走る。雪はほとんどなく、やがて川の向こうに羽越本線が見えると程なく坂町。あとは広大な新潟平野を終点新潟目指して走り抜けるだけである。・・やがて見えてきたいかにも頑丈そうな上越新幹線の高架の下を抜けて定刻どおりの12時32分、新潟に着いた。
下り勾配に転じると荒川という川に沿って走る。雪はほとんどなく、やがて川の向こうに羽越本線が見えると程なく坂町。あとは広大な新潟平野を終点新潟目指して走り抜けるだけである。・・やがて見えてきたいかにも頑丈そうな上越新幹線の高架の下を抜けて定刻どおりの12時32分、新潟に着いた。
運転時刻
・・・・・・・・・
帰りはバスで水原へ戻り、16時38分発の628Dキハ47で新津、16時54分の115系432Mで17時45分長岡着。そして今日の宿、ホテルやまざわへ。
・・・以下続く
https://tettd489.hatenablog.com/entry/24980269