あさま銀嶺3号ぶろぐ

ヤフブロより移籍です

バスに乗り換え、入道岬へ

秋田夜行 『鳥海』の旅
臨時快速・・・男鹿線8131レ 「 おが 」
https://tettd489.hatenablog.com/entry/24184833
の続きです。


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バスに乗り換え、いよいよ入道岬へ ・・・秋田中央交通バス

1981.5.4 男鹿11:12→12:23入道崎


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閑散とした男鹿駅バス待合所



駅前に出るとすぐ定期観光バス 「 なぎさ 」 が出発したが、コレには乗らずに一時間後の入道崎行の路線バスまで待つことにした。それは定期観光にのれば確かにその土地のことが色々わかって良いが、団体旅行風になってしまうのがイヤなのである。
ところで男鹿半島の先端は 『 入道崎 』 と 『 入道岬 』 の両方の呼び方があるようだが、はたしてどちらが正しいのか・・ちなみに11:12のバスは“岬”行で、地図を広げると“崎”となっている。 ・・結論の出ないままバスに乗り込んだ。
バスは男鹿駅を出ると羽立まで戻ってから半島を横断する。いくつかの山を越え、男鹿温泉で客を降ろし、更に海岸線を入道崎へ向かう。道路沿いにはサクラが美しい。
12時25分、入道岬に着いた男鹿からの運賃は560円。
バスを降りて海岸へ向かって歩いてみる。道路を渡ると草原がず~っと広がっており、その向こうに海があった。その日本海から非常に強い風が吹いてきて、ウインドブレーカーを羽織る。空は相変わらず薄曇、しばらくダークブルーの海を眺めつつ灯台周辺を散歩していると、丘の向こうのほうから海底透視船の案内放送が流れてきた。


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崖下に待機する船

それにつられて崖っぷちの階段を下りていく。崖下には船が2隻見え、あれがその海底透視船のようだ。近づいてみるとやはりそうで、どうみても漁船を改造した感じの舟である。



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500円の切符を買って乗り込んでみると結構混んでおり、なるほど海底が見える。そして出発・・


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エンジンの音を高々と上げて海上を沖合へ出て行く。後ろを振り返ると入道岬と寒風山が見えた。風が強いこともあって波が荒く、船体が大きく傾く。
案内放送が入った。 「 本日は当海底透視船にご乗船いただき、誠に有難うございます。・・今の季節は川からの雪融け水で海が大変よどんでおりまして、あまり良く見えないのが残念です。 ( 乗ってから言うところがミソ ) 夏の終わりごろが一番美しく見える頃です。・・これからこの船は前方に見えます小島を往復してまいります・・ 」 などとしゃべっている。
海の中には小魚も時々泳いでいたが、全体的にはやはりよく見えない。 海底の様子より船の中を吹き渡る潮風が心地よい・・・のだが、そこは波を交わして進む小船、時折大きく上下に傾く。程なく小学校低学年くらいの女の子がダウン、甲板に出て行った。実際、こういう小さな船の特有の揺れはあまり気持ちのいいモノではない。



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船着場


船を降り、再び丘に登る。草原で少年が自転車遊びをしている。ボクは灯台に上ってみることにして灯台目指して歩く。海を挟んで寒風山がそびえ、カップルや家族連れが弁当を広げているが相変わらずの強い風、少々食べにくそうだ。



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50円ナリの入場券を買って灯台内に入ってみると、暗いドームの中をらせん階段が続いている。トボトボ上ってちょっと息をきらしつつなんとか展望台までたどりついた。
高い位置のせいか、日本海から吹き付ける風が一段と強く、周りで景色を楽しんでいる人々は非常に寒がっている。 灯台に上って初めて気づいたが、駐車場にはクルマがたくさん停まっているのに灯台付近に人は少ない。きっとあまりの強風に土産屋に閉じこもっているのだろう。
灯台をそこそこに切り上げ、ボクも土産を買うことにした。



ジャストフィットBGM・・ ヘッドフォンステレオで聴きまくりました。
https://youtu.be/U8avq6jkUFY



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土産を買い、ラーメンで腹ごしらえをしてバス停に行ってみると、男鹿行バスの時刻は15:30と16:30。 もう少し潮風に当たっていこうと、16:30までぼんやり海を眺める。


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岬に佇む・・



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・・以下続く