あさま銀嶺3号ぶろぐ

ヤフブロより移籍です

1980.6.8 梅雨空の飯山線縦断ルート_6

http://blogs.yahoo.co.jp/tett169/23311412.html
1980.6.8 梅雨空の飯山線縦断ルート_5 の続きです。



霧の上越国境・・・・上越線732M
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1980.6.8  732M 上野行  越後川口17:10→高崎20:07

 クモユ141-2    新ナカ   ↑上野
 ク ハ115-88   高シマ  
 モ ハ114-44
 モ ハ115-44
 ク ハ115-87
・モ ハ114-1089
・モ ハ115-1028
・ク ハ115-1104   乗車


イメージ 1

長岡から上野まで直通する732M


10分ほどすると3番線にクモユ141を先頭にして732Mが入ってきた。蒸し暑かったので冷房車を探すと、後ろ3両が最近新製したばかりの1000番代冷房車である。
同じ115系を名乗っていても前4両の初期型はシートの幅もピッチも狭く、冷房もなし。1000番代と混結となると余計にボロさが目立つ。先頭のクモユは郵政省所有の郵便車で、きっちり冷房が付いている。
列車は越後川口を離れ、緑の田んぼの中を走る。車窓左手に魚野川が流れ、車内は高校生が幾人かいたが小出あたりで皆降りていった。
上越新幹線の高架が見え隠れする。開通まであと2年弱、そうするとこの上越線はどう変わるのか・・ おそらく 「 とき 」 「 佐渡 」 にとっては、今度の冬が最後の冬となるであろう。 この冬を越えれば183系も、疲れの見えてきた181系165系も長かった雪国での第一線を退けるのだ。最後の日まで頑張って欲しい。



イメージ 2

石打でEF15貨物792レを抜く。


石打ではホームの向こうにEF16がたむろしている。このEF16も同じく今度の冬がさ最後であろう。 EF64-1000が出揃えば、EF16は全廃の運命である。目前に迫る上越国境の山々にどんな思いを残して彼らはここを去るのであろうか・・
夕暮れが近づいた20‰の山道を732Mは進む。越後湯沢を過ぎると岩原スキー場前。ここはスキーシーズンのみの営業でたったが、近くに学校が出来、一部列車が通年停まるようになった。 越後中里を出て、ループを廻り、巨大な橋梁を渡ると土樽である。ここは今年の1月6日に列車撮影に来たところだが、今は静かな緑の中である。


イメージ 3

イメージ 4

土樽で旧型電機、急行 「 佐渡6号 」 との出合い。


土樽では 「 佐渡6号 」 に道を譲る為少々停まる。 程なく水上よりからEF16+EF15がやってきて停車した。貨車は付いていないが、間もなく上越線を去るであろう両者、写真に収める。 上り通過線の信号が青になり、轟音と共に165系12連 「 佐渡6号 」 が駆け抜けた。
間もなくわが732Mの発車である。 清水トンネルを8分で越え、日が落ち、下る一方となった上越線のレールを転がって高崎へ・・。


イメージ 5

清水トンネルを抜けた。



イメージ 6

湯檜曽駅が眼下に霞むループ線




・・・・完。