あさま銀嶺3号ぶろぐ

ヤフブロより移籍です

1982.5.16 春の天竜峡を行く・・ ( 飯田線80系の旅 )-2



春浅い飯田線を行く・・・232M
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1982.5.16 中央~飯田線232M 中部天竜行   上諏訪6:21→中部天竜12:21
 
 クハ 86313  静トヨ  ↑中部天竜
◇モハ 80350  静トヨ
◇モハ 80304  静トヨ (乗車)
 クハ 86334  静トヨ


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天竜1号 」が出ると80系232Mの入線



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時刻表、150キロを6時間・・・


天竜1号 」が出ると間もなく80系232Mの入線となった。ドアが開くと一番後ろのクハ86334の中程に席を取ったが、ホームをウロウロして戻ってみると席は地元の中学生たちに占領されていた。
・・どうしてこんな朝っぱらから乗っているのだと自分を差し置いて考えてみても後の祭り、隣りのモハ80304にそそくさと移動した。どうやら、クラブの試合があるらしい。
モハ80の床下からは昔懐かしい、あの旧型車独特のウォンウォンウォンウォンというコンプレッサーの響きが伝わってくる。
思えば80系に乗ったのは信越本線で高崎まで足を伸ばしていた松本の80系が115-1000系化されて以来だ。既に80系は豊橋飯田線用60両のみしかなく、全盛期の1/10以下に減ってしまった。 ボクの好きな電車なのに・・・。
232M編成中の2両のモハ80は◇マーク、つまりPS23パンタが付いている。このパンタは飯田線には要らないはずで、静岡時代に身延線にでも入ったのかな・・。
ジジジジジ~ン!・・・3番線から中部天竜行発車です。次は下諏訪に停まります。
ドアが閉まり、タイフォンを鳴らして80系がうごきだした。
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諏訪湖が車窓をかすめる


新緑の中を80系は走る。左手に国道を挟んで諏訪湖が見え隠れする。松本に居た80系を髣髴させる走りだ。
中央本線の景色は美しい。水と、新緑と、青空と・・ その風景は典型的な日本の『 春 』を見せてくれる。 塩嶺トンネルにからむ新線はかなり出来上がっていた。
しばらく景色をボーッと眺めているうちに幾つかの駅を過ぎ、いよいよ飯田線とのジャンクション、辰野に着いた。 この辰野では23分の停車時間。向こうのホームに茅野行の戦前型編成がやってきて写真を一枚。
今日は日曜であるのだが、発車時間が近づくにつれ学生で混んできた。 「 試合 」が色々あるのか・・。
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辰野での停車中、伊那大島発の茅野行232Mと出会った。



やがて7時11分、定刻に辰野を出た。 飯田線に入るとしばらく田んぼの真中を走る。どこも田植えの準備で水を入れているようだ。 
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伊那新町で出会った225M  ・・最後尾はクハニ67だった。



宮木を過ぎ、伊那新町で辰野行225Mと交換。この駅では双方が島式ホームを挟んで進行右側に停まった。あちらの225Mはクモハ54やクハ47などで編成されている。80系よりもあちらの方が人気は高いようだが、ボク的には80系の方に分がある。
伊那新町を出て、羽場を過ぎ、次の沢では新宿行「 こまがね2号 」と交換した。 165系4両のこの列車、ちなみに新宿へは昼前11時43分に着く。
・・周りが山になってきた。 次の伊那松島では長野行「 天竜3号 」と交換。構内にはスカ色の旧型車やED62がタムロしている。
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飯田線は実にカーブが多い。 80系4連は蛇のように身をくねらせながら山懐を行く。 中小の駅にポツポツ停まって客を拾い、降ろしていく。 特に伊那北伊那市では多くの入れ替わりがあった。
また、飯田線の旧型国電と新緑、残雪の中央アルプスを写そうというカメラを持ったファンもあちこちにいる。 ここの旧型車もそう長くはないであろう。 大糸線身延線は既に新性能化されてしまった。
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宮田では231Mと交換し、大勢降りた。いよいよ中央アルプスと駒ケ岳が見えてきた。新緑の彼方に残雪の駒ケ岳が青くくっきり見える。
駒ヶ根ではED62の下り貨物と交換、同時に上り貨物を抜く。 また少し走って伊那福岡では235Mと交換、ここを出たところでまたカメラを持った人・・・。 右にカーブを切りながら25‰を登る。
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七久保で239Mと交換。80系4連が2本並んだ。


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伊那田島を出ると車窓が開けた。


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丘を走る


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春の陽射しが心地よい山吹で、ED62の下り貨物と交換
ここには30‰勾配がある。


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山吹の駅員氏がタブレットを持ってあっちこっち。




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元善光寺で245Mと交換。最後尾のクモニ13

車内は子供の団体が乗っており、かなり賑やか(うるさい)。
伊那上郷あたりから車窓が街ぽくなってきた。間もなく飯田線の中間、飯田である。

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陽だまりの飯田駅。どっと降りた。


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漢字一文字の「鼎」


飯田付近では結構家がふえてきた。伊那八幡では子供の団体が降り、車内は静かになった。

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面白い駅名


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毛賀付近の車窓




・・・・以下続く・・
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